ファッションには、心地よくて、清潔で、健康や環境にも良い衣服をご提供するという、今までと違う未来があっても良いと思うのです。

私が出産を経験した際、赤ちゃんの着るものや身の回りのものを選ぶのに、ひとつひとつにとても繊細な気持ちになったことを覚えています。今までは気にならなかったことが気になってきたのです。

やさしい素材、肌ざわり、着心地にこだわった服は、毎日お肌に触れるものだからこそ、愛着の一枚として着続けられると思うのです。

子どもたちが育つ未来のために考えなければいけないことはたくさんあります。

それに気づかせてくれたわが子への感謝を込めて。

私たちのプロジェクト・365日着れる炭の服『sumigi -墨着-』はそんな想いから生まれました。

『sumigi-墨着-』ができるまでには、多くの人々の手仕事と想いが込められています。

私たちは、素材や製造の各方面で、より良いものをつくろうとされている方々の心をお届けしたいと思っています。

sumigiのデザインを完成まで導いてくれたのは、妻の伯母と母が、東京・高円寺で1964年から経営されていた、オーダーメイドファッション専門店『セピア洋装店（ http://sepia-order.com/ ）』のお力があってのことでした。

長く第一線の地で経営を続けられたのも、日本人ならではの、丁寧で誠実な職人技術が活きているからだと感じます。

良い意味で頑固とも言える、信頼と妥協を許さない仕事だからこそ、使い捨てではないサスティナブルなものづくりを求められるこれからの時代に必要なものをつくれると言えます。

自社運営の日本文化再発見webマガジン『タビノト。（ https://tabinoto.jp ）』を主催する私たちは、改めて日本の文化を学び、日本の職人さんたち1人1人にもっとスポットを当て、日本製品の良さを海外の方々にも伝えたいと考えております。

私には、sumigiプロジェクトで、日本人の育んだ伝統の技術や日本製品の素晴らしさを改めて海外の方に知っていただくきっかけにしたいという夢があります。 

sumigiを通して私たち自身が日本の文化・工芸技術を新しい目で見直し、今までとは違う価値を見出すことができれば‥‥。日本製品の発展と未来に微力ながら貢献できるのでは？と考えております。 

sumigiには縫製やデザインにこだわったMade In Japanが誇る匠の技術が細部に渡り盛り込まれています。
優しく柔らかいその感触をぜひ、お試しください。